稲瀬のとうもろこし空を飛ぶ
稲瀬町自治協議会では、7月9日(日)に地元で収穫された朝採りとうもろこし400本を株式会社フジドリームエアラインズ(FDA)の旅客機で空輸し、愛知県名古屋(小牧)空港近くのショッピングモール、エアポートウォーク名古屋のアピタ名古屋空港店で直売しました。
これは、昨年度産業委員会が開催した「若手就農者のための農業フォーラム」の際に市地域づくり課から出された話がFDAの全面協力を得て、実現したものです。
委員会では、昨年度から稲瀬PR作戦「空飛ぶフードプロジェクト」として検討を重ね、町の特産品PRの第1弾として、知名度の高いとうもろこしをPRすることによる「稲瀬とうもろこし」のブランド化を目指しています。
当日は、朝4時から生産者が収穫、選別した2Lサイズのとうもろこし試食含めた430本を5人の手荷物と手提げバッグ、リュックサックへと詰め込み、8時50分発の黄色に輝くとうもろこし色の飛行機へと乗り込みました。飛行時間は1時間余り。直線距離580㎞の道のりもあっという間でした。
アピタのバッグヤードまで運搬すると早速、「ただ今、北上市稲瀬町からの朝採りとうもろこしが到着いたしました。」の店内アナウンス。
スーパー入口に設置済みの売り場へと急ぎました。
初めは税抜き価格198円の設定で400本売り切れるのかと心配でしたが、棚に並べ終わると同時にあちこちから手が伸びる伸びる。
試食の準備が間に合わないほどの短時間で売り切れとなりました。
北上にまつわる話や稲瀬町のこと、とうもろこし栽培のことにも耳を傾けてくれる方がたくさんいらっしゃり、とてもありがたく、試食も「甘い、おいしい。」の声を多数いただき宣伝効果抜群でした。
秋には第2弾として、稲瀬町産「銀河のしずく」の新米を愛知県豊山町で開催される産業まつりに参加し、地元のPRをしながら販売をする予定です。
今回は初めての取組みだったので「まず、やってみよう」という気持ちで始めました。
これが生産者の励みになり、所得の上や就農人口が増加するきっかけになるように活動を続けていきます。